2014年12月

禁煙で歯の健康を守りましょう

喫煙が歯周病に与える悪影響については、2013年5月号でも触れましたが、
喫煙が歯に与える悪影響についてもう少し補足しておきます。

煙草の煙には、4,000種類以上もの科学物質が含まれ、このうち60数種類には発癌性があると
言われています。
その主なものは、皆さんよくご存知のタールやニコチンです。
発癌性の強い刺激性をもつタールは、歯や歯石の表面に黒く沈着していきます。
また、ニコチンも体の毛細血管を収縮させることが知られていますが、当然にお口の中も血の
めぐりが悪くなり、酸素や栄養が十分に供給されなくなり、歯の健康を悪化させていきます。
歯にヤニがついて不潔な状態が続き、口臭の原因になります。
喫煙による口臭は、歯磨きや洗口液では消えません。

愛煙家の方にとっては耳の痛いお話ですが、これが現実です。
でも、今からでも遅くはありません。
ぜひ禁煙に取り組んでください。
禁煙をすると、10年程度で歯周病への影響がほとんどなくなることが明らかになってきました。
禁煙は、身体の健康のためだけではなく、歯の健康を守るため、歯周病の予防のためには非常に
有効です。

健康保険組合では、来年1月から2月に【禁煙特別キャンペーン】を企画しています。
禁煙をしたいけど、きっかけがなくて・・・という方は是非この機会を利用して禁煙にチャレンジしてみませんか。
この【禁煙特別キャンペーン】は、12月に全社メール・店頭ポータル等にてご案内いたします。
補助金の申請には禁煙が成功したか否かを問いませんので、お気軽に、ぜひこの機会をご利用ください。