どうして生理痛は身体のいろいろな所が痛むのでしょう?

その原因は子宮を守る骨盤の作りにあります。骨盤はいくつものバラバラの骨からできていて、妊娠して子宮が大きくなったり、毎月の生理によっても骨のつなぎ目がゆるんだり締まったりします。すると骨盤内はもちろんその周辺の筋肉や血液の循環に変化が起こり、生理時の子宮収縮や排卵でも骨や筋肉に響いて痛みや違和感を覚えるのです。女性は病気じゃなくても、女性ホルモンの変化に伴なう骨盤の変化で「痛みを感じやすい」のです。
だからと言って生理痛を我慢するのは当たり前」ではありません。我慢している間に痛み物質が体内にたくさん放出されてその分痛みが長引き、鎮痛剤も効きにくくなります。先手ケアで早めに飲んで体をゆっくり休めてあげましょう。
しかし、突然痛む場合などは子宮内膜症や子宮筋腫などが原因の可能性もあります。鎮痛剤を飲んでも効かない、出血量が多いなど気になることがあれば婦人科を受診しましょう。低用量ピルは子宮内膜を厚くするのを抑えて、生理の出血量を少なくする働きがあります。出血量が少なければ、生理時の子宮の収縮も少なくてすむので痛みも軽くなり、ホルモンバランスも整えてくれます。費用に関しては、大体薬代のみで月額3,000円くらいになります。ピルについても婦人科の医師に気軽に相談できますのでお問い合わせしてください。

日常生活で気をつけられることをいくつか。
血行を促進しイライラを落ち着かせてくれるお風呂はオススメ。また、痛いところは温めて。夏でも冷房がきつい時などカイロで温めると痛みが和らぎますよ。
生理のときは疲れやすいのでついつい甘いものが欲しくなりますが、甘いものを摂ると大事なビタミン・ミネラルが奪われてかえって身体が疲れます。どうしても欲しい時は、黒砂糖やドライフルーツをどうぞ!


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