原因や理由の分からない不安に襲われ、気力がなくなり、落ち込んで憂うつな気分になってしまう。また、イライラしてモノや人に当たってしまい、あとで後悔する・・・・。疲れが溜まってくると誰にでも起こることですが、原因として多いのは【月経前症候群(PMS)】【月経前気分障害(PMDD)】によるものです。
生理前約2週間の「プロゲステロン」という女性ホルモンが多くなる時期に心が不安定になりやすく、それに生活上のストレスや環境の変化が重なると症状が増幅して感じられます。現時点で生活や人間関係に支障を感じるほどであれば、我慢しないで婦人科や心療内科を受診して専門医に相談することをお勧めします。
(症状や専門医については「女性のからだオープンカフェ Q&A」より検索してご覧下さい。)
症状がある時は、神経に強い刺激を与えるタバコやカフェインはできるだけ控えましょう。
生理の時はからだがだるくて疲れやすいので甘いものを摂りがちですが、甘いものを摂ると大事なビタミン・ミネラルが奪われてかえってからだが疲れます。また、血糖値のアップダウンは精神状態をより不安定にしますので、そのような時は甘いものは控えて。
抗ストレスに役立つビタミンC、神経を正常に保つ働きをするビタミンB群、特にB1・B6、そしてミネラル類のカルシウム・マグネシウムなどは心を落ち着かせるのに役立ちます。精製していない玄米やその他の雑穀類にはビタミンやミネラルが豊富ですので、コンビニの「五穀米おにぎり」などから手軽に試してみましょう。

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