"冷え症" つまり、血行障害は西洋医学では病気として扱われていませんが、多くの女性が手足や腰が冷えて辛かった経験をしていますよね。ではなぜ冷え症は女性に多いのでしょう。
 手や足などの末梢部分にある毛細血管は収縮・拡張して熱を逃がしたりキープしたりして、からだの冷えすぎ、熱すぎを調整しています。この血管の働きをコントロールしているのが自律神経です。つまりこの自律神経がうまく動いていないのが、冷え症の大きな原因のひとつなのです。
そしてこの自律神経は女性ホルモンの影響を強く受けています。排卵のリズムによる女性ホルモンの変動や、女性ホルモン自体の分泌バランスが悪いことなどにより、自律神経の調節を狂わせ、それが冷え性の原因になるのです。他にも、男性に比べると女性は筋肉の量が少ないため、筋肉が弛緩・収縮して「血管の外側から血行を促進する力」も弱く、また低血圧のため「血液を押し流す力」の弱い人が多いなど、血行不良になる原因がいっぱい!これらの原因が重なるため女性に冷え症の人が多いのです。
 筋肉をしっかり動かして血行を積極的に促進できる運動は、冷え症の人にはとってもお勧めです。ウォーキングやストレッチなど自分のできることから始めてみましょう。もちろん、冷えた手・足を温める手浴や足浴(バケツなどに熱めのお湯を張り手や足を浸けるだけ)、腰を温める半身浴も習慣化しましょう。
女性ホルモンのバランスによる冷え症や冷えの症状自体が辛くて心配な時は、婦人科や女性外来を受診しましょう。しっかりとあなたの相談に乗ってくれますよ。

お勧め血行促進簡単メニューをご紹介します!冷え解消には「くさいもの」が効きます!適量のごま油にしょうが、ねぎ、にんにくを加えて香りをしっかりたてながら炒め、ニラを加えます。お好みでお肉などを加えてもOK。ご飯にのせて食べるとおいしい!お試しあれ!

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