【健口(けんこう)ワールド宣言】・・・  

口の中の病気~知覚過敏

「虫歯」や「歯周病」ばかりが口の中の病気ではありません。
自分では見ることのできない口の中の病気は、様々な種類があります。
今回は、「知覚過敏」についてです。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

■「歯がしみる」のは「知覚過敏」だけじゃない!

「知覚過敏」は、虫歯もないのに歯と歯茎の境目を中心に、冷たい水などがしみる状態の事です。
歯の根元付近は、内部の象牙質が露出しやすく、歯の神経が敏感に反応しやすいポイントである為、そう感じるのです。
ですが、冷たい水を飲むたびに「歯がしみる」という症状は、「知覚過敏」だけじゃないかもしれません。
「水がしみる」と感じるケースとして、「虫歯」「歯周病」「咬み合わせの問題」があります。
「知覚過敏」を疑う前に、きちんと医師に見てもらうことが大切です。

なぜ「水がしみる」の?

■「知覚過敏」は自然に治る?

「虫歯」や「歯周病」「咬み合せ」などの原因ではなかった場合、「知覚過敏」と考えられます。
「知覚過敏」「歯がしみる」からと言って、とりわけ神経質になる必要はありません。
原因がはっきりしない場合、短期間で「しみる」ことがとまらなくても、長期間(1~3年)で治ってしまうこともよくあるようです。

これは、歯には、歯の中の神経が自分の力で刺激を受けにくくするように、修復する力をもっている為です。
短期間に治まるようにしたい場合は、歯科医院で知覚過敏の症状をやわらげる塗り薬での治療もあるようです。

■年に1回、お口の健康診断を!

ワールド健康保険組合は、社員の皆様に、年に1回、保健事業として「歯科健診」をご案内しております。
歯科健診では、「虫歯」や「歯周病」の有無や進行状況を歯科医師がチェックし、
治療が必要かどうかを診断いたします。
もし、日ごろから気になっている事や、歯科医院でどんな治療をするのか等、わからない事は
その場で相談してみましょう。

歯科健診で「治療が必要」と診断された場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
痛くなってからの治療は、治療時の痛みや治療の期間・費用がかかってきます。
年に1回、歯科健診を受診し、早期発見・治療が大切です。