データヘルス計画は、レセプト(診療報酬明細)や健診情報等のデータを分析・活用することにより、加入者の健康づくりや重症化予防等の保健事業を行うものです。すべての健康保険組合が平成27年度から取り組んでいます。
- ◆背景
- 国の医療費は膨張の一途を辿り、2010年は37.4兆円に上り(国民医療費)、厚生労働省の推計によれば、2025年には60兆円を突破する勢いです。この伸び続ける医療費を抑制するためには、「健康寿命の延伸」が必要です。つまり、健康寿命を延ばし、健康寿命と平均寿命の差を縮めていこうというものです。健康寿命と平均寿命の差は、男性で9.13年、女性で12.68年となっています。良い生活習慣を身につけ、健康寿命を延ばすことを実現するための計画、それが「データヘルス計画」です。
- ◆特徴
- 「データヘルス計画」は、レセプト(診療報酬明細)や健診情報等を活用したデータ分析に基づき、PDCAサイクルによる事業運営を行います。やみくもに事業を実施するのではなく、データを活用して科学的にアプローチすることで事業の実行性を高めていきます。また、事業主と連携(コラボヘルス)しながら進めていくことも大きな特徴です。
- ◆期間
- 「第1期データヘルス計画」は平成27年から3年間実施し、評価を終了いたしました。
「第1期データヘルス計画」を受けて、平成30年度からは「第2期データヘルス計画」6年間が始まります。 - ◆“健康であること”は大きな財産
- 企業を支えているのは、働く人=社員であり、その社員ひとり1人が“健康であること”を願って、保健事業を行っています。ワールドグループは事業所と連携した「データヘルス計画」に基づきPDCAサイクルによる効果的な保健事業を実施していきます。この事業により、1人でも多くの加入者の皆さんの健康意識が高まり、健康度が上がっていくことを願っています。“健康であること”、それはご本人やご家族にとって、そして企業にとっても大きな財産なのです。